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はなとぶんの時間

【ふたりといた時間】第42話:ぶんの静かな日々

ぶんのいない朝。家の中は、いっそう静かだった。ソファに毛玉は落ちていない。押し入れを開けても、ぬくもりはどこにも残っていなかった。——そこに、はなもぶんはいないのだと、改めて思い知らされる。私は、週に1度、ぶんのいる亜希子さんの家へ通うよう...
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【ふたりといた時間】第41話:離れても、そばに

ぶんは、あれからもずっと、静かだった。いつものようにソファで丸くなり、押入れにこもって昼寝をし、ごはんの時間には「にゃあ」と小さな声で私を呼んだ。ぶんとふたりの暮らしにも、少しずつリズムが生まれていた。確かに“ひとり”になったはずなのに、そ...
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【ふたりといた時間】第40話:ぶん、ひとりになる

はながいなくなって、今日で何日が過ぎただろう。部屋の空気は変わらないのに、胸の奥にぽっかりと、穴が空いたような気がしていた。でも——ぶんは、まるで何も変わらなかった。いつも通りに目を覚まし、ごはんを食べて、毛づくろいをして、私のところに甘え...
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【ふたりといた時間】第39話:小さな息の終わり

はなの小さな体を、あの人が抱きしめている。泣きじゃくるように、喉を詰まらせながら——『はな。はなと過ごせて、本当に幸せだった。ありがとう。楽しかったよ。出会ってくれて、本当にありがとう……はなぁ……!』“はな”と何度も、何度も呼びかけて、崩...